AAA - Akito's Answer to Alcohol
アキトのアルコールへの答え ― アルコール依存症を克服したアキトのブログ
2018.5.11 エンドウ豆
今日は朝6時からスナップエンドウの初物収穫に出ました。
午後は農薬散布、草刈り、暗唱聖句テストをしました。
約50kgのえんどう豆を収穫したのですが、スナップエンドウとしては成長しすぎて出荷が難しそうなものが多かったです。そのうちの32kgを出荷し、残りをセンターで消費したり、近所の方におすそ分けすることにしました。
さやを開いてみると、グリーンピースのような豆が出てきました。新鮮さもあってか、とても甘くてむしろ美味しいです。
2018.5.3 失敗は成長するためのチャンス
今日は午前中に農作業を、午後はテキスト「失敗を通しての成長」の授業をしました。
「失敗を通して成長できていたら今頃社長にでもなっていたんじゃないか」というくらい失敗してきた私たちにとって、重要なテーマだと思います。
失敗や問題に対してどういう姿勢で対処するか、それを成長するためのチャンスにできるか、学んでいきます。
へブル人への手紙12章11節
すべての懲らしめは、そのときは喜ばしいものではなく、かえって悲しく思われるものですが、後になると、これによって訓練された人々に平安な義の実を結ばせます。
2018.4.16 自分の権利を明け渡す
今日は午前中にCQ(品性の変革)「感謝」の出題と自習を、午後は「怒りと自分の権利」の学びとランニングをしました。
自分の権利を主張したいがために怒るわけですが、それによって一時の満足があったとしても、ずっとうまくはいきません。それよりも権利を神様に委ね、与えられる特権に感謝する。
難しい考え方ですが、だからこそ身になれば人生が大きく変わるポイントになりそうです。
2018.4.13 空模様
今日は午前中に山仕事の手伝いを、午後に農作業をしました。
今日は雨が降るという天気予報だったのですが、山で一仕事終わらせられたころに山で雨が降り始め、場所を変えて畑での作業を終わらせた頃にまた畑で雨が降りと、絶妙に天候が守られたような一日でした。
雨が降ると屋外で作業ができなくなるのですが、雨が降らないとキャベツがなかなかしっかりと育ってくれません。農家には死活問題です。
外で空模様に一喜一憂しながら体を動かしていると、大きな世界の中で生きていることを感じます。
2018.4.6 1週間に1度の映画
今日は暗唱聖句のテストとテキスト「怒りと自分の権利」の授業を行いました。
ティーンチャレンジでは毎週月曜日に聖書のみことばを暗記する課題が出され、金曜日にテストが行われます。そしてテストに無事合格すると夜にムービーを観ることができます。
自由時間にすることが聖書を読むか筋トレするかというようなこのティーンチャレンジにおいて、ムービーはとても貴重な娯楽です。自分も生徒だったときは、全力で楽しもうとノートを開いて出てきた名台詞をひたすらノートにとったりしていました。
なぜこんな修道士みたいな生活をしているのかとは思いますが、依存症生活では得られない満足感もありました。
今回暗記した聖書箇所
テモテへの手紙第一6章7-8節
私たちは何一つこの世に持ってこなかったし、また何一つ持って出ることもできません。衣食があれば、それで満足すべきです。
2018.4.5 「怒りと自分の権利」
今日は午前中にテキスト「怒りと自分の権利」についての授業を、午後は畑で農作業をしました。
この「怒りと自分の権利」というテキストは、数あるティーンチャレンジにあるテキストの中でも、卒業生から最も重要なテキストとして評価されているそうです。
自分の権利を自分の力で守ろうとすると、「怒り」に人生を支配されてどんどん不自由になっていく。
自分の権利を手放すと逆に不思議と守られる。
そう簡単に信じて行えるものではないですが、自分の中でチャレンジできる機会が必要です。
2018.3.15 種駒
今日は山へ作業に行き、午前中はきのこの駒打ちを、午後は伐採作業をしました。
ティーンチャレンジに来た当初は、きのこの種駒を見て「この耳栓みたいなの何?」と思ったり、草刈り機を恐る恐る振るようだったのですが、こういう作業にもずいぶん慣れたなと感じます。
知らなかったことができるようになるのは、世界が広がっていくようで楽しいですね。
2018.3.5 昌貴先生とテモテ先生
今日はティーンチャレンジの沖縄センターからいらっしゃった山城テモテ先生より授業をしていただきました。
昨日も益子昌貴先生よりメッセージを頂きました。実際にティーンチャレンジを卒業して人生が良い方向に進んでいる先輩方を見ると、とても励まされます。
「これに続くものとなろう」と改めて思いました。
コリント人への手紙第二5章17節
誰でもキリストのうちにあるなら、その人は新しく造られた者です。古いものは過ぎ去って、見よ、すべてが新しくなりました。
「誰でも」とはどこのだれなのか?
力強く語れるようになりたいです。
2018.2.28 道作り
今日は午前中に「誘惑」についての学びを、午後は新しく借りた畑にトラクターを入れるための道を作りました。
今回はユンボ(パワーショベル)を借りて作業をしたのですが、その威力に圧倒されました。固い土がまるでプリンでした。
地形的に入れることができなかったのですが、もしこれが整地作業で使えていたらと思わざるを得ないです。驚きの体験をさせていただき感謝な一日でした。
Before
After
2018.2.20 ビニールハウス
今日は午前中に「誘惑」についての学びを、午後はキャベツの育苗ハウスを組立ました。
人には様々なニーズがあります。そしてそのニーズをズルして簡単に満たそうという誘惑を感じてしまいます。そのニーズの中でも最も基本的な部分である「食欲」を満たすものを作るために、もともと山だったところを切り開いて育苗ハウスを建てているわけです。
大昔から研究されてきただけあって、ビニールハウスを建てるだけでも色々なことを注意しなければいけません。ゲームの攻略wikiの500倍くらい深いです。洗練されています。
野菜なんてスーパーで金を払えば簡単に手に入るのですが、それがどれだけの恵みであるかが身に染みます。
テモテへの手紙第一6章6-8節が思い浮かびました。
しかし、満ち足りる心を伴う敬虔こそ、大きな利益を受ける道です。私たちは何一つこの世に持ってこなかったし、また何一つ持って出ることもできません。衣食があれば、それで満足すべきです。
そこまで敬虔にはなれないのですが、なんとなくこのみことばに説得力を感じた一日でした。
2018.2.14 St. Valentine's Day
今日は森の開拓をされている方の手伝いをしてきました。
巷ではキリスト教の聖人に由来するイベントがあったようですが、ティーンチャレンジセンターではキリスト教の学びをするでもなくこつこつと働く一日でした。
コロサイ3:23
何をするにも、人に対してではなく、主に対してするように、心からしなさい。
2018.2.9 伐採
今日は午前中に暗唱聖句のテストと自習を、午後に洗礼式についての授業と伐採作業を行いました。
最近はキャベツを育てるための作業をしているのですが、そのために苗を育てるビニールハウスが必要となり、そのビニールハウスを建てるために整地が必要となり、今はビニールハウスに倒れてくるかもしれない木を伐採しています。木を切るのもただチェーンソーを入れればいいのではなく、電線がある方に倒れないように工夫してロープをかける必要があります。
いろいろと必要な作業が出てきて大変ですが、荒れていた土地から作った作物を食べたときの「生きている感」はなかなか味わえない感動です。
2018.2.7 献金
今日の午前中は教会生活についての学びを、午後はエンドウ畑の支柱の設置作業をしました。
ティーンチャレンジで教会生活について学ぶ意味は、「依存症の治療代として教会に献金しろ」ということではありません。
キリスト教における「教会」とは、信仰を持ったクリスチャンの集団のことを表します。「教会生活」とは「クリスチャンライフ」であり、ティーンチャレンジにおいては「依存症から解放された新生活」です。
今日はその新生活を適切に過ごす方法を学びました。神様は表面的なものではなく心を見て評価されるということを、しっかりと意識して生活できますように。
コリント人への手紙第二9章7節
いくらささげたらよいかは、各自が決めるべきです。自分はこれだけ捧げようと思っている人に、もっとたくさん捧げるように強制してはいけません。神様にとっては、喜んで与えるかどうかが大事なのです。
2018.1.31 聖書の読み方
今日は午前中に聖書の学びを、午後には整地作業をしました。
聖書は2段組みで2000Pもある、非常に分厚い本です。しかもその内容が、自分とは直接的に関係のない律法や、遠い国の過去の人物に対する神様の激しい憤りが延々と書かれています。
これを読み切るには、相当な目的意識を持つか、楽しく読むコツが必要です。今日はそのコツについて木崎先生からアドバイスを頂きました。
本当に聖書を読みたくなったら、もう何かに依存している場合ではなくなります。依存するほどやりたいことを我慢するのではなく、もっとやりたいことをするために自然にやめれたら、それが最も理想的ではないでしょうか。
2018.1.30 整地
今日は午前中にティーンチャレンジのテキスト「聖書に書いてあること」についての学びを、午後にキャベツの育苗ハウスを建てる予定の土地を整地しました。
「土を動かす」という単純な作業ですが、寒いし土は堅いし終わりが見えないし大変です。ティーンチャレンジではトラクターを使って土を掘り返してから移動させていますが、昔の人たちは全部人力だったのでしょう。
恐ろしいです。頭が下がります。
ティーンチャレンジにいると色々なことが「当たり前ではない」ことに気づかされます。そういうことに感謝できるようになりたいものです。
2018.1.24 果樹の剪定
今日は奉仕として、頼まれていた果樹の剪定の手伝いに出ました。
冷たい風が吹く中でのハードワークでしたが、出発前にほっかいろが支給され、昼は鍋をご馳走になり、帰りにはお土産としてお菓子を頂きました。
こうした様々な気遣い、もてなしを自然にできる人と接すると、なんだか心が浄化されるような気がします。聖書的な立派なメッセージを聞くことよりも、学ぶことは多いかもしれません。
「人のニーズに応えて感謝と報酬を頂く」という、単純で充実した一日でした。
2018.1.10 温泉
こんにちは。今日の午前中は伊部つながりの森での作業の手伝いをしました。昼から雨が降り始めたので、午後の作業は中止となりました。
空いた時間をどうしようかということで、急遽近所のホテルの温泉に入ることになりました。というのも、前にそのホテルの近くでトラブルを起こしていた車を救助した時に、お礼としてその温泉の無料券を頂いていたからです。
ティーンチャレンジセンター内での入浴は「シャワーのみ6分以内」と非常に制限が厳しいので、その分湯船につかるどころか露天もサウナも完備された温泉は天国のようでした。
良いことをした結果、良い報いを受けるという体験が、不思議とティーンチャレンジでは多いような気がします。
2018.1.7 イチゴ大福
こんにちは。今日は午前中はセンターで礼拝をして、午後はティーンチャレンジチャーチでご近所の方といちご大福を作って食べたりしてゆっくりと過ごしました。
そのご近所の方が介護の仕事をされていまして、ちょうどその業界に興味のある生徒がいたので、介護の業界でこれから働いていくためにどういう経験を積んだり資格を取ったりするべきかを話すことができました。
人間には何かに依存してしまい、本当にやりたいことのために動けなくなっている状態というのが結構あるのかなと思います。
ローマ人への手紙7章15節
私には、自分のしていることがわかりません。私は自分がしたいと思うことをしているのではなく、自分が憎むことを行なっているからです。
依存症者がこの悪循環から解放され、本当にやりたい良いことをやるための出会いやきっかけが与えられますように。
2018.1.3 筋トレ
こんにちは。今日は午前中にティーンチャレンジのテキストを学び、午後にランニングと筋トレをしました。
筋トレはティーンチャレンジでできる数少ない趣味として、これまで多くの生徒が自由時間も使って没頭したらしいです。
実際、腕立てをこなせる回数が増えたり、懸垂ができるようになったりするのは、RPGのような楽しさがあります。
ビール腹が割れてくると、アルコール依存症からも解放されてきた気がします。もちろん筋トレだけでは依存症は治らないのですが。
テモテへの手紙第一4章8節
肉体の鍛錬もいくらかは有益ですが、今のいのちと未来のいのちが約束されている敬虔は、全てに有益です。
2018.1.2 明けましておめでとうございます
今日は正月礼拝ということで、午前中は更生センターで木崎先生によりメッセージと聖餐式を行いました。
午後はティーンチャレンジチャーチに行き、出荷した野菜の売れ行きについて話したりとのんびりしていました。
それぞれの今年の抱負も発表しました。
ティーンチャレンジにいるこの期間を、人生の転換点にしようという意気込みを感じました。
主がそれに応えてくださいますように。
それでは、今年もよろしくお願いします。
2017.12.8 スケジュール
今回からティーンチャレンジでの生活のイメージができるよう、タイムスケジュールを書いていこうと思います。先日はこんな感じでした。
6:50 箴言
7:15 朝食
7:30 掃除
8:30 移動
10:00 授業
12:00 昼食
12:30 授業
14:00 移動
15:30 自由時間
17:30 夕食
18:00 自由時間
21:00 就寝
授業として、手足を持たずに生まれたニック・ブイヂさんの話を聞きました。「障害は機会である」という考え方をするそうです。どれだけポジティブなのかと驚かされました。しかし、現に世界中で多くの人の前で公演する機会を得ていることを思うと、ただの楽観とは全く違うのだとわかります。
この話を聞き、聖書にある「神の力は、弱さのうちに完全に現れる」という聖句が思い浮かび、「この聖句を実生活に当てはめるために、『障害は神様に与えられた機会である』と捉えるようになつたのかもしれない」と想像しました。人が本当に弱さを受け入れる時、ユニークな存在として特別な強さが生まれてくるものなのかなーと。考えるのに疲れたので今回はここまでで。
2017.11.29 日課
こんにちは。今回はティーンチャレンジにおける日曜日以外の毎朝の日課である「箴言」について。
これは、聖書の箴言という箇所を皆で読むという時間です。箴言は31章に分かれていまして、この時間はその日の日付の章を読みます。ただし、ただ読むだけではなありません。そこに書かれている聖書のみことばを受けて、実践適用として自分が今日何をするかということを宣言します。
例えば、25日に私は箴言の25章を読みまして、「忠実な使者はこれを遣わす者にとって、夏の暑い日の冷たい雪のようだ。彼は主人の心を生き返らせる。」というみことばがピンときました。使者といえば、遠くにいる相手にメッセージを伝える人のことでしょう。
このブログを書いている自分が「使者」と言えるかもしれないと感じました。しかし、忠実かと言われると、考えるべき点が多々あるなと思わされます。ブログの内容を書くのに何日も掛ける等々。ということで、その日1日を「忠実な使者」として過ごすために何ができるかということを考えます。
そして、ティーンチャレンジの農業プロジェクトに仕えている身として、「センターの近くの畑の様子を見てきて遠くにいる木崎先生に報告する」という実践をすることにしました。そのとき、報告するために撮った写真がこちらです。自分で耕した畑で育ったキャベツのベストショットを模索するのは、なんだか楽しかったです。
それでは、今回はここまでということで。次回は早く書けますように。
2017.11.22 はじめまして
はじめまして。ティーンチャレンジ・ジャパン卒業生のアキトです。このブログを目に留めてくださり、ありがとうございます。今回、ティーンチャレンジ・ジャパンでの生活の具体的なイメージが提供できればと思い、このブログを始めました。
ティーンチャレンジは依存症更生のための、いわゆる「施設」です。さらに「聖書にもとづいた〜」というと、日本人としては「怪しい、胡散臭い」と感じるかも知れません。というか、私がそう感じていました。しかし、キリスト教が世界中で信じられていることと、ティーンチャレンジが世界中の依存症者を回復させていることは事実です。
依存症という出口の見えない苦しみの中にいた私にとって、このことは怪しいからと無視できるようなものではありませんでした。これは依存症の本人や家族の方なら理解して頂けるのではないでしょうか。そして卒業した今、無視していなくて本当に良かったと思います。
私は家族に半ば強引にティーンチャレンジに送られました。それで、はじめは「なぜ自分は今、宗教施設で野菜を作っているのか?」と悩み苦しむことになりました。今となっては Thank You, Jesus と言えます。しかし、当時は私にとっても家族にとってもここのスタッフにとっても悲劇でした。なので、どうか私の後に入ってくる生徒は、本人がしっかりと納得した上で、一年のプログラムを終えて回復していってくれればと切に願います。
このブログはティーンチャレンジでの生活について具体的なイメージを掴めるようなものにしたいと思っています。もしあなたやあなたの家族が依存症について苦しんでいるなら、1日のうちの少しの時間でいいので、このブログを読んで頂ければと思います。そしてもし、ティーンチャレンジに希望があるかも知れないと感じたら、遠慮せずに相談して頂ければ幸いです。このブログを通して、依存症者に希望を届けられればと祈っています。
さて、本日は「人への従順」というテキストを使って授業を行いました。聖書を学ぶというと、分厚い聖書を片手に、遥か昔、神話の時代に神様が起こした奇跡について知る、というようなイメージがあるかも知れません。しかし、ティーンチャレンジでは「聖書をどのように自分の人生に適用していくか?」を重視しているため、テーマ毎に聖書に書かれていることをまとめたテキストを使っています。今回は、このテキストで引用されている聖書のみことばを引用して終わらせて頂きます。
ローマ人への手紙 13章1-3節
上に立つ権威に従いなさい。神様がお立てになった権威だからです。神様によらない権威はどこにもありません。ですから、国の権威に従わない者は、神様に従うことを拒んでいるのです。その人は必ず罰せられます。正しいことをしている人は、支配者を恐れません。しかし、悪いことをしている人は、いつも支配者を恐れているのです。ですから、びくびくしたくなければ、善を行いなさい。